8月24日(月)オンラインサロン③-柳澤龍さん会-開催しました!

8/24(月)、講師に柳澤龍さんをお迎えして、オンラインサロン③を行いました!
参加者のみなさんお疲れ様でした!!
そして、柳澤龍さん(以下、親しみと愛を込めて”龍さん”で失礼します)、貴重なお話をありがとうございました!
(龍さんには、メンターとして長く参加者の皆さんに伴走していただきます!)

今回のオンラインサロン、テーマは【地域と関わるってめんどくさい。でも、めんどくさいの向こう側に何があるか興味がある】。

龍さんは、あなたラボの(勝手に思っている)姉妹事業「国語、算数、理科、デザイン!」を運営しているため、交流したい!という思いと、須田と龍さんは共感する部分のほか、立場の違いや重きによる違い、タイミングの違い、価値観の違いなどもあるため、非常に勉強になる方ということで、講師をお願いしました!

講師紹介

柳澤 龍 Ryu Yanagisawa 一般社団法人ドチャベンジャーズ代表理事
1986年生まれ。東京都練馬区出身。
東京大学大学院を卒業後、 株式会社ガイアックス(IT企業)に入社。その後、2014年に秋田県五城目町へ移住し、五城目町地域おこし協力隊として着任。「五城目町地域活性化支援センター BABAME-BASE」(旧馬場目小学校)を拠点に、村の概念をひっくり返すシェアビレッジプロジェクトの立ち上げや高齢社会をデザインするAkitaAgeLabの設立に参画。1次産業と伝統産業のコンサルティング、高校生と地域の未来を描くソーシャルラボ、秋田公立美術大学アートマネジメント育成プログラムの五城目プロジェクトのコーディネーターなどを担当する。2017年11月、五城目町内の土着企業・個人が集まり、一般社団法人ドチャベンジャーズを設立、代表理事に就任する。2018年4月、「五城目町地域活性化支援センター BABAME-BASE」(旧馬場目小学校)の指定管理を担う。

さらに龍さんを知る!
note:https://note.com/ryu1023/n/na40590adc6ab 

——————————————————————–

事務局サイトウ目線で少しだけ振り返ります!

——————————————————————–

”地域おこし協力隊”と龍さん

「龍くん、なんで(秋田で)地域おこし協力隊なったの?」という上司から(行政)の質問に、「(まいったな〜、公務員的な答えを言おう!)秋田は高齢化が進んでいて、少子化も進んでいるので、いろんな課題があると思うので、何かお役に立てたらいいな〜と思って来ました」と答えた龍さん。
すると (質問してきた上司に)「それ誰が困ってるの?少子高齢化が進んでいて、困っている現場をお前は見たのか?」と地域おこし協力隊着任初日に激怒されたそう。(なんて初日なんだー泣。

「まだ秋田に来て1日目。現場を見たことはないけど、そういうことが起こるんじゃないかな〜と思って」と答えた龍さんを上司は離しませんでした。
「お前、見たこともない現場のために来るんじゃない。誰がお前を呼んだんだ」と言われながら、龍さんの地域おこし協力隊としての活動がスタート。

今振り返ると、とても良かったという。
この一件を通し、「僕は僕のためにここに来たんだ」と学んだそう。
半年は「地域を知る期間」、認識のズレを正す時期にしたそう。聞いて聞いて、丁寧にコミュニケーションをとることで「なんで僕とあなたは今一緒にいるんだ?」と疑問/関心を持ってもらって、関係構築をする。その時間がとっても大切だった、とのこと。

「地域おこし」
この一言は大きなイメージ、美しい思い、いろんな矛盾を孕んでいるけど、龍さんは「自己承認」(自分を認められたい)のために秋田に来た。課題を解決して誰かに認められたい、自分がやりたいから、誰かのためじゃない自分のために地域おこしをするんだ。と。

「誰かのためじゃない自分のために」という部分が腹落ちしたんです。(斉藤)
私も大学で地域を学び、公共政策を学び、課題を解決したいと思っていたけれど、
「地域の人は本当に課題だと思っているのか?」
「地域に寄り添うってなんなんだ」と「???」が多かった大学時代。
”自分のため”そんな解には出会うことができなかった。龍さんありがとうございます!と心から思いました。

移住する時、人は何で選ぶ?

「私たちが何か活動する時に、何か理由が必要か」ってことと、「移住定住策の要点」は似ている。

移住する時は何で住む場所を選ぶと思うか?
→駅近い、コンビニ近い、病院近い・・・=秋田県では「秋田駅周辺」
それでも私たちはそこに住んでいない。それって非効率的で、非合理的なはなし。

でもこれは人間らしいトピックだなと。
人は矛盾した選択をしがちである。
たとえば、便利な場所でもない、なおかつ秋田は上場企業4社しかなくて、最低賃金も低い、こんなに悲惨なのに私たちは「秋田」を選んでいる。暮らしていくにはとっても厳しい環境にいる。

それでも、私たちは移住定住を勧める時に秋田県を「美しいところ」だと言う。
勧める側の定住者である私たちは秋田をユートピアにしたがるし、引っ越しを検討している人たちもやっぱりユートピアを求めがち。
このお話詳細は:「人が出ていく地域がユートピアな訳ないじゃん」

私たちは活動する時も、その活動の「良い面」を思い浮かべる。
それでも実際は、出る釘は打たれ、非難される。新しいことを始めるのは難しい。

衝突は生まれるけど、それでもその衝突はとっても大事なこと。
反対意見の人や、異なる意見の人がいるからこそ、まちづくりは前に進む。 
そんなこんなんで数々のプロジェクトを実施し、注目を集める五城目を創った龍さんの言葉は熱がすごい。

動きすぎてはいけない

龍さん曰く、「動けばもっとよくなる」「もっとつながりたい」と動きすぎることの根幹には、何かしらの強迫観念があり、つまり、自分自身が何かしらに恐れを抱いて活動して(しまって)いること。

あなたラボ参加者はこれから「何か新しいコト」を起こそうとしている人たち。
そういった”挑戦者”の相談を、龍さん自身各所で受けるそうですが、
そういった人たちは今までその「何か新しいコト」をやらないで「守っているもの」があるとのこと。
そして何かを始めるときは、そういった「守っているもの」のなかで「失うもの」が出てくる。
それは睡眠時間かもしれないし、ゆっくりとした休日かもしれないし、家族との時間かもしれない。

だからこそ、あなたが「動かないことで実は守っている/大事にしていること」に目を向けてほしい。そういうことは多々あるため。それらに目を向けないで活動することには違和感を感じるし、そのような人は強迫観念により動いてしまっているかもしれないから。

・・・難しい。けど深い、深すぎる。刺さる。。。
龍さんの紹介してくれた本を読んでみよう。

須田さんも「動かないと不安」でずっと動いていたとのこと。
特に起業する前は「いろんな経験を積まないで起業できるのか」と不安で仕方なかったらしい。
ただ今では「不安解消のために動いている」と自己認識できていればOKだと思っているとのこと。

▼龍さん紹介の本
動きすぎてはいけない/著・千葉雅也

龍さんは「人間関係」をどう考える?

これから「あなたラボ」のメンバーも、個人またはグループで活動していきますが、いずれにせよ重要になるのは「人間関係」。

龍さんは”関係性”について
「多分に人は誰かに勝手に期待している。僕自身は「こう生きたい」と思っているのに対して、あなたは私に「こう生きて欲しい」と願っていること。」
このお互いの認識のズレは、対話することなしでは理解し合えず、結果溝ができることもある。

もともとは「社会起業家」に憧れを持っていた龍さん。
「高齢化/貧困/こども食堂など、世の中にいる困っている人を助けることを事業を通してやる!」と考えていたという。

現在「課題があったら解決しなきゃいけない」と社会の潮流が変わってきた。
人間は問題があったら解きたがるようだ。
実際、龍さん自身も「課題があるなら解決しないといけない、これは僕の至上命題」と思っていたとのこと。

しかし課題に取り組み続けていると、実は内面で思っていたことからかけ離れて行くことも多分にある。

ふと離脱する人がいる。その共通点は「周りから認められている人」。
その人は他者から「認められるから」「褒められるから」「必要とされるから」やめられなくなり、自分がそもそも歩みたかった道と今の道がかけ離れていることにふと気づいて、燃え尽きる。そして、自分が何をやりたかったのか分からなくなり、結果離脱する。

そんな経験から龍さんは忠告する。

課題解決は必ずしも人を幸せにしない。

社会課題に取り組むことで賞賛はされるが、その賞賛に従って活動することに慣れてしまい、「本当にやりたかったことは何なのか?」と自問することをやめると、どこかのタイミングで「自分の(心の)声が聞こえなくなる」。

「自分の声が聞こえなくなる」と燃え尽き症候群になる。

「あなたラボ」のみなさんはこれから取り組みを始めようとしていて、優しそうな人が多い。
そんなみなさんだからこそ「あなたが社会に抱いている”優しさ”は、あなた自身への”優しさ”ではない場合もある」ということを忘れないでほしい。

すごく重くて、大切なメッセージを伝えてくれました。

まだまだ龍さんの熱い講座は続きますが、報告はこれまでに!
龍さんが高校生と向き合う「国語、算数、理科、デザイン!」事業も注目です!

オンラインサロン参加者の声

■動き回ることで自分の内面を深く知る機会を失っているというお話に納得しました。動いていないと置いていかれるような焦燥感があり、なかなか立ち止まってみるということができませんでしたが、ブレイクアウトルームで、その時間を次のステップのための準備期間だと思う、という提案があり、考え方ひとつでうまく自分の気持ちもコントロールできそうだなと思いました。

■反対層に対するアプローチ、勉強になりました!また、動きすぎることの弊害についても考えなければいけないなと(多少感じていましたが・・・)認識させられました。自身について振り返ることにもなったレクチャー、ありがとうございました‼️

■龍さんの話しを聞けてタイムリーでした! 情熱の奴隷になっている今の自分のあり方を今一度見つめ直します!

参加者の皆さんも個人のSNSで「#あなたラボ」で感想をアップしてくれています!
ぜひご覧ください〜!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる